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東京国立博物館とうきょうこくりつはくぶつかん

日本屈指のコレクションを誇る博物館

1872年、湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会から始まった、日本で最も長い歴史をもつ博物館。日本と東洋の美術や考古など、12万件を超えるさまざまな文化財の収集、保存、展示などを行っています。
帝冠様式の代表的建築物である本館をはじめとする6つの展示館(資料館)からなり、89件の国宝を所蔵。常に貴重な文化財を公開し、講座や講演会、ワークショップなどを実施しています。国宝や重要文化財などの名品をたどりながら、真の美術史を堪能し価値あるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

吹き抜けのエントランスに大理石の大階段がある本館では、壁時計やステンドグラスなど格調高い内部装飾にも注目してみてください。初めて来館する方や時間が限られている方などに向け提案されたコース(日本美術入門/たてものめぐり/仏像大好き)を参考にめぐるのも良いでしょう。

敷地内にはレストランやミュージアムショップのほか緑豊かな庭園も。季節ごとの彩りを感じながらゆったりと散策するのもおすすめです。
黒門(旧因州池田屋敷表門)
元は旧丸の内大名小路(現在の丸の内3丁目)にあった鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門で、1954(昭和29)年に現在地へ移築されました。
  • 旧因州池田屋敷表門
    旧因州池田屋敷表門
    屋根は入母屋造、左右に向唐破風屋根の番所を備え、大名屋敷表門では東京大学の赤門と並び称されるものです。
表慶館
日本ではじめての本格的な美術館で、明治末期の洋風建築を代表する建物として重要文化財に指定されています。
  • 表慶館外観
    表慶館外観
    1909(明治42)年、後の大正天皇のご成婚を記念して開館しました。中央と左右にある美しいドーム屋根が印象的で、上層部の外壁面には製図用具、工具、楽器などをモチーフにしたレリーフがあります。
旧十輪院宝蔵(校倉)
奈良・元興寺の別院、十輪院にあった経蔵で、1882(明治15)年に移築され、現在は構内の法隆寺宝物館の脇にあります。
  • 旧十輪院宝蔵(校倉)
    旧十輪院宝蔵(校倉)
    鎌倉時代に造られた一間四方の小さな校倉(あぜくら)で、大般若経が納められていました。内部壁面には大般若経ゆかりの菩薩や十六善神が描かれています。

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