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徒歩&屋形船で楽しむ隅田川、デザイン・ライトアップが素敵な橋に注目しよう!

徒歩&屋形船で楽しむ隅田川、デザイン・ライトアップが素敵な橋に注目しよう!

隅田川周辺は江戸時代から水運を中心に発展した歴史もあり、名所が点在する魅力的なエリア。
川沿いの遊歩道「隅田川テラス」は景色が良く散策にオススメです。
一方、水上バスや屋形船に乗り、いつもと違う視点で眺める隅田川も風情があります。
今回は隅田川を徒歩と屋形船で巡り、水辺と水上からの眺望をご紹介します。
また、隅田川に架かる橋は形状や色が個性的、かつライトアップされる橋も多いので注目してみてください。

レトロモダンな隅田川に架かる橋、デザインと色を楽しむ(朝〜夕景)

隅田川の橋は地盤や景観を加味されたフォルムや色をしているため、それぞれ個性的で美しく、水辺の景色に似合います。
また、関東大震災の復興事業として架けられた橋が多く、当時の最先端技術やその地の歴史が反映されたデザインになっています。

バラエティに富んだ隅田川の橋の豆知識をいくつか紹介するので、ぜひ好みの橋を見つけてくださいね。
  • 広くて開放的なx形曲線箱桁橋「①桜橋」
    広くて開放的なx形曲線箱桁橋「①桜橋」
「①桜橋」は歩行者専用橋で道幅も広いため、隅田川を往来する船や東京スカイツリー(R)をゆっくり撮影したい方にオススメのスポット。
東京スカイツリーなど高い場所から見下ろすと橋のエックスの形(x形曲線箱桁橋)が良く分かります。
  • 「②言問橋」の橋下を通過(屋形船から撮影)
    「②言問橋」の橋下を通過(屋形船から撮影)
個性的な隅田川の橋の中で一見、平凡な橋のように感じられる「②言問橋」。
実は「あえて」主張をしすぎないように造られた優秀な技術が詰まった橋です。
隣接する隅田公園からの眺望を妨げず、橋の上からも景色が見やすいデザインが採用されています。
ぜひご自身の目で橋の上からの眺望も味わってください。

今回は屋形船から撮影をした、下から橋を見上げたアングルをご紹介しています。

ちなみに、屋形船は船会社により船の設備や大きさ、コースが異なります。
また船会社に直接予約をする方法と旅行会社のツアーに参加をする方法があります。
今回私は台東区の橋を時間の経過とともに巡りたかったので、桜橋から夕方に出航されるツアーを選びました。
水上バスという選択肢もあるので、機会があれば水上からの景色もご覧ください。
  • 3連アーチが美しい「③厩橋」
    3連アーチが美しい「③厩橋」
隅田川テラスを歩くと見えてくる優美な3連アーチの橋が「③厩橋」。
江戸時代にあった幕府の馬屋と御厩の渡しにちなんで名付けられました。

ぜひ遠目から橋全体の造形を、近くでは馬のレリーフをご覧ください。
都の歴史的建造物にも選定されています。
  • 黄色に元気をもらえる「④蔵前橋」
    黄色に元気をもらえる「④蔵前橋」
黄色いアーチ型の華やかな「④蔵前橋」も厩橋同様、都の歴史的建造物です。
選定理由は、アーチ橋は当時珍しく人々の注目を集めたから。
今も昔も変わらず惹きつけられる橋で、色のパワーも享受して元気が湧いてきます。

実は水色から黄色に変わったのは平成になってから。
江戸時代にこの地にあった幕府の米蔵にちなみ稲穂をイメージした黄色にお色直しされました。

高欄にある力士のレリーフや橋灯の和風デザインも素敵なのでご覧ください。

隅田川に架かる橋のライトアップを楽しむ(夜景)

東京都が管理をしている隅田川に架かる橋のライトアップは日没の15分後からはじまり、23時まで点灯されます。
(*節電対応などのため消灯する場合あり)
橋の色を生かした照明に加え、欄干もライトアップされ、隅田川の夜を彩ります。
昼と夜で印象が変わるので、ぜひどちらもお楽しみください。
  • 「⑤駒形橋」ライトアップ
    「⑤駒形橋」ライトアップ
「⑤駒形橋」は橋の上だけではなく床板の下側にもアーチがある珍しい橋。
この形状になったのは両岸とも近くに江戸通りや清澄通りとの交差点があり、橋を高くするのに制約があったから。

橋の上からは気がつかなくても、横から見ると発見と味わいがある橋です。
  • 「⑥吾妻橋」ライトアップ
    「⑥吾妻橋」ライトアップ
「⑥吾妻橋」は床板下に3連アーチがある橋。
実は吾妻と「蔵前・厩・駒形」の4つの橋は全てアーチ型です。
台東区と墨田区をつなぐアーチ型で統一された橋は橋梁群としても美しい景観デザインの一役を担っているのです。

アーチ型と括っても、アーチの数や位置が異なり、それぞれ独立して見てもデザインや色がユニークなのはご紹介した通りです。

紹介した橋MAP

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隅田川で季節を味わう

  • 隅田公園で開催される桜まつり
    隅田公園で開催される桜まつり
  • 水辺の風景との調和が美しい隅田川花火大会
    水辺の風景との調和が美しい隅田川花火大会
隅田川に隣接した隅田公園は花見の名所です。また夏の隅田川花火大会の会場でもあります。
隅田川は四季折々の楽しみがある場所なのです。

今回は日中の姿をご紹介した橋もライトアップされますし、夜の姿を紹介した橋もまた陽の光が射す姿の美しさがあります。
ぜひ、時間帯も変えてご覧になってみてください。

東京都建設局の公式サイトでは橋の特別ライトアップを確認できます。
また、隅田川テラスから「東京スカイツリー」のライティングを鑑賞するのもオススメです。

東京スカイツリーでは、イベントなどには特別なライティングが点灯されることが多いので公式サイトをチェックしてみてください。

※本記事は2024年11月時点の情報です。最新の情報は公式サイト、公式SNS等をご確認ください。
コラム
隅田橋橋梁軍の今後の特別ライトアップスケジュール(予定)

・2025年1月19日(日)東京2025デフリンピック300日前 ピンクライトアップ
・2025年2月25日(火)東京2025世界陸上200日前    紫ライトアップ
・2025年4月29日(火)東京2025デフリンピック200日前 ピンクライトアップ
また、令和9年6月ごろまで3回に分けて塗装工事を予定している厩橋では、工事期間中のライトアップは行われません。
*工事予定期間も同サイトにて確認できます
*記事制作時点の情報

その他隅田川で開催される祭り・イベント

  • 隅田川とうろう流し
  • 江戸流しびな
    子どもの無病息災を願い、毎年3月3日の雛祭りに近い日曜日に隅田川で開催される「江戸流しびな」。主催は江戸流し雛振興会。流しびなは、子どもの災いを紙や草木で作った人形(ひとがた)に託し、川や海に流すことで祓い清める行事です。平安時代中期に始まったと伝わり、日本各地で行われています。
    2年振りに開催される第40回(2025年2月23日)当日は、正面に東京スカイツリーを臨む隅田川河畔にて、幼稚園児をはじめ主催者が用意した特製の「流しびな」(水溶性)を購入(1,000円:税込)した一般参加者500人がそれぞれの願いを記した「流しびな」を流します。受付開始は11:00から。先着200名には特製雛あられをプレゼント。護岸が高いため、特設の滑り台を使って「流しびな」を水面に浮かべます。
  • 早慶レガッタ
コラム
ライター/成海まお

旅や食のライターをしている”まお”です。
下町の風景とモノづくりが好きで蔵前や稲荷町に住んでいました。
浅草・上野・蔵前の地元情報から台東区内の名所・新名所・穴場スポットまでディープな魅力をガイドします。

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