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台東区・浅草周辺グルメ | 1万円以内で楽しめる隠れた名店3選!

台東区・浅草周辺グルメ | 1万円以内で楽しめる隠れた名店3選!

こんにちは、東京東側を愛する限界サラリーマン・ナンダカンダです!
今回は台東区・浅草の周辺で1人1万円以内で楽しめる、隠れ家的な名店をご紹介させていただきます。

【新御徒町】街の格を上げるピザの名店「ファカローピッツァギャラリー」

  • 「ファカローピッツァギャラリー」外観
    「ファカローピッツァギャラリー」外観
最初にご紹介するお店は新御徒町の「ファカロー ピッツァ ギャラリー (Fakalò pizza gallery)」さんです。

ファカロー ピッツァ ギャラリーさんは2019年に東京・中央区の馬喰町で飲食スペースを伴うオリジナルのキッチンカーからスタートし、2022年に現在の新御徒町に店舗を構えられました。
  • 馬喰町時代のオリジナルキッチンカー
    馬喰町時代のオリジナルキッチンカー
オープンから1年で食べログ100名店に選出されるなど瞬く間に人気となり、いまやイースト東京界隈で最も勢いがあるお店の1つです。

「食べログ百名店に選ばれてる時点で全然隠れ家ちゃいますやん!記事タイトルが詐欺や!」と思ったそこのアナタ、落ち着いてください。

私がこのお店を好きな理由の1つが「非常に渋い位置にお店を構えられている」点なのです。下の地図をご覧ください。
この位置「一見の観光客がなかなか訪れない位置」なのです。
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インバウンドで大盛り上がりしている浅草・上野界隈ですが、その喧騒からは一歩距離を置き、地元住民、もしくは明確な目的がある人間のみが訪れる、激渋エリアなんです。ほら、隠れてますよね?
ちなみにオーナーのナポさんにお伺いしたところ「通りがかりの人をターゲットにするのではなく、お店や周辺の古き良き街並みが好きな方に来店して欲しかったため」というのがこの場所にお店を構えられた理由だそうです(素敵!)。 

さて、コチラのお店、場所だけではなく「店構え」も素敵なのです。ご覧ください、この真っ白い店内。
  • 白で統一された店内
    白で統一された店内
私は何度かイタリアに行ったことがありますが、「ここは地中海だっけ?」思うような開放的な内装です。隣でジョジョ第5部のブチャラティがピッツァを食べていても全く違和感がありません。
なお、ベビーカー可で、子連れにも大変ありがたいお店です。(予約時に必ず伝えましょう)

さて、肝心のピッツァです。ファカローさんの最大のウリはオーナーのナポさんが自ら設計・施工された、薪とガスのハイブリット高温窯で焼き上げる、ナポリピッツァです。
  • ピザ窯
    ピザ窯
SNSでも話題に「飲めるピッツァ」
よく「ローマピッツァは具を楽しむ、ナポリピッツァは生地を楽しむ。」などと言われますが、私はこちらの「生地」を、かつてのツイートで「飲めるピッツァ」と表現しました。

その言葉通り、口に入れた瞬間に溶けていくような非常に特徴的な生地で、これが具と一体になり、口の中で極上の美味を奏でます。
  • ピッツァ・マルゲリータ
    ピッツァ・マルゲリータ
私は東京・関西で多くのピザ店を訪問しましたが、「口の中で溶ける」といえるほど特徴的なナポリピッツァを提供しているお店はここ以外には知りません。まさに唯一無二のピッツァと言えます。オーナーのナポさんは、ナポリの有名職人が作る柔らかな生地に衝撃を受け、自分にも作れるはずだ、と思い研究を重ねられたそうです。
  • こだわりの生地
    こだわりの生地

土日のみ営業の理由は...?

ちなみに営業は土日のみ(最近は月・金曜も)という中々にハードルが高いお店ではあるのですが、その理由は平日の多くを有機農業やピザ窯の制作に費やされているからなのだそうです。

取材に訪れた際も別のお店から発注されたピザ窯を制作されておられました(もはやピザ職人じゃない?)。というのも、オーナーのナポさんはもともと機械工学を専攻されており、ピザ窯はもちろん、お店の内装(部分的)もご自身で手がけられているのです。なんでも自作したい性分で、お店で出す野菜はもちろん、今後は野菜以外の様々な食材もご自身でイチから作っていきたいとのこと。

ちなみにワインのラインナップも豊富で、お昼からしっかり飲めるお店なので、土日のお昼から皆でワイワイ、なんてのも最高ですよ(店内も開放感があり、すぐに酔いが回ります。)。
デートでも、家族でも、昼も、夜も楽しめる、素晴らしいお店です。ということで、予約は激戦なので1か月前から予約しておくのが吉です!(最新情報はお店のInstagramでチェック!)
コラム
ファカロー ピッツァ ギャラリー (Fakalò pizza gallery)の基本情報
ファカロー ピッツァ ギャラリー (Fakalò pizza gallery)の基本情報

住所:東京都台東区小島2-2-5 歌代ビル 1F
TEL:03-6770-3167
営業時間:土・日曜日のみ(12:00~13:30、14:00~15:30、18:30~20:30の3部制)
※月・金曜夜OPENの場合もあり。お店のInstagramで最新情報を確認
Instagram:@fakalo_pizza.gallery
X:@FakaloPizza
Facebook:https://www.facebook.com/fakalopizza/

※決済はキャッシュレスのみ。現金不可。

【浅草・雷門】夫婦で営む気鋭のビストロ「Lethe」

  • 店内
    店内
さて、続いてご紹介するお店は雷門から徒歩2分のビストロ「Lethe(レーテ)」さんです。

南仏の星付きレストランで修行をされた菅又 純一シェフと奥様が、2022年3月に浅草・雷門近くにオープンされたこちらのお店。なんと私は偶然にも、オープン3日後にこのあたりを散歩している際に発見。「なんやこの良さげな新店は!」と思い、吸い込まれるように入店したところ、一瞬でファンになりました。

しかし、「混んだら困るな…。」との思惑から、その後Xでつぶやくことは極力避けていました。が、最近SNS上でも騒がれ始めてしまったことと、私の台東区愛を最大限発揮するため、満を持してのご紹介です。デビューから応援していたバンドの人気に火が付く瞬間はこんな気持ちになるのでしょう(知らんがな)。
  • Lethe(レーテ)
    Lethe(レーテ)
お店の場所は雷門からわずか数分、喧騒から絶妙に一歩距離を置いた、隠れ家感のある位置にお店を構えられています。その、モダンで洗練された佇まいは「日常の嫌なことを忘れて楽しく飲食してほしい」という思いで名づけられた店名・Lethe(ギリシャ神話に登場する「忘却の河」)のごとく、ここが浅草のど真ん中であることを忘れさせてくれます。

そんなLetheさんは南仏料理を中心とするビストロで、メイン料理は肉系、前菜は旬な魚介系の素材を中心に展開されています。個人的にはまず「鰯のマリネ」をオーダ―するのがおすすめです(良い鰯が入荷した際にのみメニューに掲載されるとのこと)。脂ののった鰯を、ドライトマトのヴィネグレットソースがいい感じに締めてくれて、ジューシーなのに爽やか。最高にワインに合います。

この時点で浅草に南仏の風が吹いています。
  • 鰯のマリネ
    鰯のマリネ
続いてのおすすめは、シャルキュトリーの盛り合わせ。かなりのボリュームで、人形町のEN FACEを彷彿とさせます。(1名時のみ、ハーフサイズオーダー可)
  • シャルキュトリー盛り合わせ
    シャルキュトリー盛り合わせ
Letheさんでは、季節ごとにメニューが変わりますが、「カスレ」と「ブイヤベース」は年間を通して提供されるスペシャリテです。特に「鴨のコンフィとソーセージのカスレ」はLetheさんの代名詞ともいえる一品。4日間かけて仕込まれるこの料理は、鴨のコンフィと手作りのソーセージがたっぷりと入っており、そのボリューム感には圧倒されます。

「クラシックな王道フレンチは皆さんが知っている味だと思うので、手間と時間をかけてここでしか食べられない料理を提供したい」というお店のこだわりを体現しています。
  • 鴨のコンフィとソーセージのカスレ
    鴨のコンフィとソーセージのカスレ
さて、ここまでお料理の紹介をさせて頂いたのですが、Letheさんが地元の人々から愛されているもう一つの理由が菅又ご夫妻の心温まる接客です。

「浅草の個人経営の飲食店って、初見だと入りづらそう!」という不安がある方もいるかもしれません。しかし、Letheさんではその心配は無用です。初めて訪れる人でも安心して楽しめるよう、お二人の温かい人柄が店内に溢れています。また、お二人ともソムリエの資格をお持ちのため、ワインの選び方や料理とのペアリングについても丁寧に教えてくださいます。退店する際には、きっとあなたもお二人のファンになっていることでしょう。
  • 外観
    外観
地元の方や東京近郊のグルメな方々の間で話題となり、もはや屈指の人気店になりつつあるLetheさん。「雷門観光ついでに行ってみるか…。」と思っている観光気分のあなた!予約は必ずしていくが吉です。

Letheさんの美味しい料理と温かなサービスは、「忘却の河」のごとく、日常の喧騒を忘れさせ、浅草の夜を特別なものにしてくれるでしょう!
コラム
Letheの基本情報
Letheの基本情報

住所:東京都台東区雷門2-9-2
TEL:03-5246-4658
営業時間:火~日曜日・祝日 17:00-23:00(L.O. Food 21:30 / Drink 22:00)
Instagram:@lethe_asakusa
X:@BistroLethe
Facebook:https://www.facebook.com/Lethe.asakusa/
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【西浅草】まだ発見されていない⁉焼鳥の名店「鳥こじ」

最後にご紹介するのは、西浅草の「これぞ隠れ家!」という焼鳥の名店「鳥こじ」です。

※なお、鳥こじさんは公式な取材は受けていらっしゃいません。今回、大将より、「書く分には好きに書いてもらっていい」というお言葉を頂きましたので、以降全ての記事は私の独断と偏見(および、取材目的ではない際の大将との会話)に基づくものであることにご留意ください。

鳥こじさんは2021年の3月、国際通りを挟んだ西浅草の非常に渋い位置にお店を構えられました。2024年5月末時点で食べログの評価は「3.27」(19件)、そのうち3.5以上をつけている人が8割以上。
私は食べログ信奉者ではありませんが、これくらいの件数と点数のつけ方をされているお店は体感的にかなり信頼できます。そう、まだ「世間にバレていないお店」なのです。
今回は約2年半ほど通わせて頂いている私がしっぽり浅草で一人飲みをする想定で、イチオシの楽しみ方をご紹介させていただきます。


外観~入店
杉玉が吊るされた店前。日本酒にこだわりがあることが伺え、期待が高まります。ちなみに私は20代に日本酒を飲みすぎて体重が10Kgほど増加したので、極力醸造酒を控えています(誰が興味あんねん)。
  • 「鳥こじ」外観
    「鳥こじ」外観
店内に入ると左手にカウンター、右手にテーブル席、奥には小上がりもあります。ちなみに小上がりは子ども可です。いきなり突撃するとお店に迷惑がかかるので、くれぐれも事前にその旨伝えましょう。

ドリンク
ビール・焼酎・サワー・梅酒・日本酒、基本的なものは全て揃っており、ワインもボトル含めて充実しています。気持ちはいつもEXILE TRIBEの私は焼鳥店では生レモンサワーです(誰が興味あんねん)。

お通し
さて、ドリンクと共にお通し(700円)として、大根おろしと糠漬けが提供されます。この糠漬けがもう・・・・この時点で「このお店は当たりだ」と確信させてくれるくらい、しっかり漬かっています。これだけで永久にお酒が飲めてしまう。
  • お通し
    お通し
すべてを超えしグリーンサラダ
さて、1品目におすすめしたいのはズバリ、グリーンサラダ(800円)です。
  • グリーンサラダ(ハーフサイズ)
    グリーンサラダ(ハーフサイズ)
なぜサラダ?と思われるかもしれませんが、このサラダ、自家製ドレッシングがこの世のモノとは思えないほど美味しいのです。ネットでバズったドレッシングは、私もたくさん試しましたが、全てのドレッシングを超えています。FF10の隠しボス「すべてを超えし者」ならぬ、「すべてを超えしグリーンサラダ」と言っても過言ではないでしょう。必ず頼んでください。

なお鳥こじさんは一人飲みに嬉しい、ハーフサイズを多くのメニューでオーダーすることができます。(写真もハーフサイズ)


臭みゼロ!ウマ―なレバーパテ
続いて、初見では絶対に頼んでいただきたい激うまのレバーパテ(850円)。こちらもハーフサイズ(450円)が可能。
  • レバーパテ(ハーフサイズ)
    レバーパテ(ハーフサイズ)
さて、徐々に食欲が掻き立てられ、いよいよ焼鳥に突入です!

お値打ち!7本セット2,400円
アラカルトでオーダーするか、5本セット(1,750円)or 7本セット(2,400円)にするのか、がこのお店の基本。私のおすすめは、圧倒的に7本セット(2,400円)です。というのも、美味しいので結局追加することになるからです。一度召し上がっていただければ、そのお値打ちっぷりに気付いて頂けるかと思います。

さて、この日の1本目はささみ。完璧な火入れで、外はふんわり、中はしっとり。わさびの爽やかな辛味がささみの淡白な旨味を引き立てます。やはり大将は只者ではない。それもそのはず、大将はかつて銀座の「鳥よし」や御徒町の名店「鳥恵」で修行をなされていた方なのです。
  • ささみ
    ささみ
ももを経て、希少部位のふりそで。こちらも表面はパリッと、中はジューシーに焼き上げられています。噛むごとに広がる旨味と程よい弾力が特徴で、後味はさっぱり。お酒がすすみます。
  • ふりそで
    ふりそで
ぎんなん、せせりを挟み6本目のぼんじり。ぷりっぷりで素晴らしい弾力。噛むとジュワッと脂の旨味が口いっぱいに広がります。
  • ぼんじり
    ぼんじり
ラストはレバー。こちらも濃厚かつプリプリの食感で、臭みが全くなく、レバーの深い旨味と滑らかな舌触りが楽しめる、至福の一串。
  • レバー
    レバー
総じて、どの串も絶妙な火入れで、各部位の特徴を最大限に引き出す焼き加減に仕上がっています。塩やタレとのバランスも素晴らしく、一度食べればリピートしたくなること間違いなしです。

締めの親子丼
さて、焼鳥屋の締めと言えば、ド定番の親子丼ですが、鳥こじさんの親子丼も例にもれず絶品です。ふんわりとした卵と、鶏肉のジューシーさが絶妙に絡み合い、一口食べると口の中に幸せが広がります。こちらもハーフサイズのオーダーが可能で、一人飲みには嬉しい配慮です。ハーフサイズであっても満足感は十分。親子丼の温かさと優しい味が、幸せな満腹感で心も体も満たしてくれます。
  • 親子丼(ハーフサイズ)
    親子丼(ハーフサイズ)
良心的お会計
大人の男性なら、これまでのオーダーで十分満腹になっていると思います。

通し:700円
生レモンサワー(3杯):1,950円
グリーンサラダ(ハーフ):450円
レバーパテ(ハーフ):450円
7本セット:2,400円
親子丼(ハーフ):500円
合計:6,450円(税込)

うーん、良心的です。場所が場所ならば8,000〜1万円くらいのクオリティ。
なお、今回は1人飲みのケースを想定しましたが、前半でご紹介の通り、テーブル、小上がりとあるのでさまざまな人数でも訪れることが可能です。ボトルワインも豊富なので、ワイン好きの方は多人数でボトルでワイワイ、なんてのも良いでしょう。

まだ世間にはあまり知られていないこの鳥こじさん、ぜひ一度足を運んでみてください。
浅草の夜風に吹かれながら、またこの地をふらっと訪れたくなるような素敵な体験が待っています。
コラム
鳥こじの基本情報
鳥こじの基本情報

住所:東京都台東区西浅草3丁目14−9 上原ビル 1F
TEL:03-5830-3301
営業時間:火~日曜日 17:00~23:00(L.O. 22:30)
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コラム
ライター/ナンダカンダ
ライター/ナンダカンダ

給料のほぼすべてをメシ代にぶち込み、1年365日、台東区・千代田区・中央区を中心に美味しいと思った店のみをXでつぶやく東京東側在住の限界サラリーマン。やらせ無し。関西出身。ホームサウナは東上野・寿湯。

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